「運慶仏像」競売、文化財指定制度の見直し検討へ…文科相
美術的に価値があるものなのか、歴史遺産的に価値があるものなのか、
特筆すべき謂れがあって是非とも保存が必要なものなのか、
よく判断してから決めていただかないといけないですね。
それと、何でもかんでも国が所有して、死蔵することに
ならないようにもしていただきたい。
特に、仏教関係の文化財は明治の廃仏毀釈で
相当量が被害にあっているだろうから、その希少性から
なのか、政府としての自責の念からなのか、は判らない
けども、手厚くしてもらうのはありがたい。
でも、その他にも守らなければならない、遺物や
文化財ってたくさんあると思うのだけども。
或る意味、語弊はあるが仏像一体で町並み一つが
守られるならば、私はその方がより重要な文化財保護
ではないかと考える。
- ニュース
- ---以下引用---
「運慶仏像」競売、文化財指定制度の見直し検討へ…文科相 - 渡海文部科学相は21日午前の閣議後の記者会見で、三越が落札した運慶作と見られる大日如来座像が競売にかけられたことに関して、「文化財未指定の物を国が買い取ることや国がオークションに参加する際の価格の取り決め方など、制度を変える必要性があるかどうか検討を指示したい」と述べた。
国宝や重要文化財に指定されていない文化財は海外への売却が禁止されていないことから、文化庁で制度の見直しを検討する意向を示したものだ。
文化庁はこれまで、指定文化財以外の文化財を海外へ売却する際の「輸出監査証明」が申請された段階で、所有者に重文への指定や国による買い取りを打診し、流出を防いできたが、交渉がまとまらず、貴重な文化財が流出したケースは過去に数件あったという。 - - 読売新聞 [03/21(金) 11:44]