林家小染独演会
2008年6月1日 天満天神繁昌亭

演目
開口一番 (みょうばん丁稚)  林家卯三郎
太神楽               豊来家一輝
らくだ                林家小染
中入り
落語X浪曲=?パートⅡ
掛川宿                林家小染
                   京山幸枝若 (特別ゲスト)

小染師匠から、直筆の写しの案内状がわざわざ封書で送られてきた
ので急遽行くことを決めた。 行ってよかった。
行って良かった理由その一、とある理由から、らくだアレルギーになって
数ヶ月。 今日は、肩の力を抜いて聴かせていただけた。 これで、また生で
らくだが聴ける。 今日のらくだもちゃんとサゲまで。
行って良かった理由その二、落語と浪曲のコラボレーション。 パワフルだった。
落語も聴いて居てその情景が頭の中に浮かんでくる。 浪曲は節が付いてる分、
もっと頭の中枢に近いところに情景が浮かんでくる。 これを、掛け合いでやられ
たひにゃ、遠景と近景、両方の情景が嫌でも頭に浮かんでくる。 臭いまで感じられる
ぐらい生々しくさえ感じられる。 恐ろしい破壊力を持ったものになる。
ほんとうにいいものを聴かせていただいた。 左甚五郎と狩野探幽。 いらん言葉は
要らない。 巨匠と巨匠の常人の及ぶ範疇にない異次元のつながり。 かっこいい。