まず、390DUKEの外観。

言うほど質感は悪くない。マレーシアやインドネシアで見たヤマハやホンダと
比べても数段上に見える。 同じラインで作られているというニンジャ250と
同等。

一部で悪名高きエキパイ。

本当に取って付けた感満載。元のエキパイにブリブリブリっと溶接痕が。

そして、

どう見ても一度エンジンも腰下もカチ割られた痕跡がある。 ついでに、
謎の文字。 29とも2gとも、見える。 日本人の手による文字ではないことだけは
確か。
この他、エンジン側面にタッチペン跡数箇所。

もともと、外観は使ってりゃキズがいって当たり前なんで深くは気にしないけど。

と、いうことで....

3/1 3/2 の二日間で、390DUKE の慣らし1000kmを完了させるべく
激走ツーリングを敢行した。
紀伊半島から、滋賀県、福井県 京都府の日本海側 兵庫県縦断で1000km の行程。

途中、雨で思うようにペースが上がらず24時間以内の当初目標は達成出来なかったが、
慣らしは無事完了することができた。

なにせ、試乗もせずに購入を決めちゃったから、単車の癖を探りながら、自分の感覚を
単車に合わせながらの手探り状態のツーリングとなったけど一応、単車については理解
出来たと思う。

 
慣らしだから、納車の説明で言われた通り、回転数は6,000RPMを上限とした。本当は地道だけで
いきたかったけど、時間短縮の為に高速も使った。

1000km乗って見えて来た長所と短所 は以下の通り。

長所 : ・とにかく良く曲がる。 かと言って直進安定性が悪いのかというとそうでも無い。
          ハンドルを自然にきると、ある程度の速度まで癖なくスパッと曲がる。
          ・エンジンは良く回る。 
          ・ブレーキはよく効く。 ウエット路面での制動でもABSが顔を出すことは無かった。
          ・そんなに振動は無い。
           ・燃費は28から30L/km といったところ、悪くは無い。

短所 :  ・3000RPMはクソ。使いもんにならない。3速でも場合によってはコーナリング中にエンスト
           する。
          ・前後のショックのマッチングに難あり。ギャップを超える時、前輪はかなりのギャップも許容
             するけど、後輪は容赦無く跳ねる。ただ、ショック自体は柔らかいので、なんでかよく分か
             らない。
          ・ クラッチの切れる位置が遠い。 もっとクラッチの硬い単車しか乗ったことないけど、これまで
              単車より左手の疲労度が段違いに高い。

ともあれ、400ccクラスの単気筒車としては、充分に及第点だと思う。軽量なこと
がいろいろプラスにはたらいている。高速走行中、横風受けたら流されるけどこれも
軽いから難なく抑え込むことができるし。
ただ、古の2ストと比べると、それは比べる対象が違うと思う。地道の法定速度
近辺でのエンブレはひだりての動きが同じってところぐらいしか似てない。


出発前


帰着後