もとまち寄席 恋雅亭 第355回公演
2008年3月10日
風月堂ホール
演目
犬の目 桂 雀喜
くしゃみ講釈 桂 珍念
みかん屋 林家うさぎ
肝つぶし 桂 千朝
中入り
死神 笑福亭仁勇
百年目 桂 文珍
前回宣言の通り、立ち見に近い状況で
噺を聴いた。
後ろの方から見てると、ここ2年で客層も
だいぶ変わったなと思った。
ここの席の好きなところは、有る意味
弱肉強食なところだ。早く行って並べば
いい席がとれる。 代表送り込んで
席キープも自由。
私は、いくら職場から5分の位置に居る
って言っても、最速で一番太鼓とともに
しか列にならべないので、ここでは
前列かぶりつきって訳には行かない。
ここ数ヶ月、席キープ軍団にもニューカマー
が登場してたりしておもしろい。
大げさに言えば、新秩序の誕生だもん。
それでも、会員は増え続ける。
混乱回避の為、来席の前売り販売も
無かった。 来席は気合入れて、
昼夜連続で聴きにいく。万難を排して。
そして、ちりとてちん放送終了後、
現在の秩序がどのように変化するのか?
大げさに言えば、客席の状況は年齢分布的
に言っても。社会の縮図と捉えれることも
できるし。 そう見てると、とても
おもろい。 さらに、新たな秩序が
誕生するか? はたまた、先祖がえりを
起こすか? 時代の生き証人になってやる。
肝心の落語の方はといいますと、
全部おもろかった。 特に千朝師匠の
肝つぶし。 珍念さんの唐辛子攻撃で
もだえる講釈師先生の様子。 雀喜さん
のサゲ。 がおもろかった。
怒涛の寄席通い3連荘もこれにて終了。