〈負け組〉の戦国史 (平凡社新書 (391))

  • 作者: 鈴木 真哉
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 新書


〈負け組〉の戦国史
鈴木 真哉著

正史だけが正しいとは思わない。 通説が全てだとも思わない。
歴史が動くの時、運 不運も重要なファクターだと思う。
しかし、それを資料だけで証明するのは難しい。
ましてやその時、歴史の名場面に生きていた本人達が何を
思って行動し方かは、実際にその人物に会って聞き出さなければ
分からない。 想像でそのへんを描くとそれは小説になってしまう。
元来、敗者であるにもかかわらず、後世に名前が伝わっている、
しかも、その人物の聡明さや勇猛さが伝わっている人物は、少なくとも
人並み以上に優れた人物であったのだろうと思う。
この本は、中学生には薦められないけども、ある程度歴史の知識がある人
には、面白いネタとして薦められると思う。