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鞆 [ニュース]

鞆港埋め立て・架橋問題:国へ認可申請 反対派「なぜ今か」 /広島

今朝の新聞で広島県が鞆の浦の埋め立て免許申請国に対してを行った
事を知った。 
私が、日本で一番好きな景観だ。
前近代の施設とそれ以前からの景観がなんとも言えない
絶妙のバランスでマッチしている。 学生時代にこの地を
初めて訪れた時は、単に坂本龍馬関連の施設を見学に
行っただけだったけども、完全にその全体的な景観に
やられてしまった。以来、この地のファンとして
この地を愛している。
自分の子供にも「鞆」の字をつけようとしたけども、これは
人名漢字でなかったので実現しなかった。

新聞では宮崎駿監督のアニメを引き合いにだしていたけども、
実際には、この港には後背地の建物も含めて、もっと大きな
価値がある。 港施設自体は江戸時代の施設がしっかりそのまま
残っている。 後背地には同じく江戸時代の民家が多くそのままの
状態で残っている。 そして、鞆の景観はもっと昔、たぶん、古代から
変っていないと思われる。
確かに、鞆にアクセスする道路網は新しく見積もっても江戸時代初期
の整備だと思われるので、恐ろしく細くて見通しが悪い。 車で行き違
いするのに難儀する場所が相当ある。 
ただ、その交通条件が奇跡的に景観や前時代の施設を今に伝えた
と言えなくも無い。
私は個人的には、鞆周辺は全て含めて国宝を通り越して世界遺産の
価値があると考える。 
できれば、今まで何世代かにわたって手付かずの稀有の存在を
今の世代で手を加えることは敢えて止めていただきたいと思う。
この際、ちょっと時間はかかるかもしれないけども、景観と利便性
の両面で有効な方法を知恵を絞って考えてみてもいいのではないか
と思う。 いや、それしか方法が無い。 

鞆港埋め立て・架橋問題:国へ認可申請 反対派「なぜ今か」 /広島

 ◇権利者全員同意なく

 福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画は策定から25年を経て、国への認可申請という新たな局面に入った。権利者の全員同意がない全国初の認可申請について、国の判断に焦点が移る。

 県によると、国の認可は通常は約2カ月で下され、認可されれば、速やかに着工する方針。丸山隆英・県空港港湾部長は「町が朽ちてしまうかもしれない非常に緊急性の高い事業。できるだけ早く認可されるよう国に働き掛けたい」と強調した。

 一方、計画をめぐっては、反対派住民ら163人が県を相手に埋め立て免許差し止めを求める訴訟を広島地裁に起こしている。原告団の大井幹雄団長は「地裁は仮差し止め請求の決定で、原告の排水権や景観利益を大幅に認めており、これを理解すれば方針を転換するべきだ。なぜ今か」と憤った。

 計画は総事業費約55億円で、港西側の砂浜約2ヘクタールを埋め立て、湾を横切るバイパス橋(約180メートル)で結ぶ。交通の円滑化などを目的に県が83年に策定した。【重石岳史】

毎日新聞 2008年6月24日 地方版


タグ: 鞆の浦
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